私は冬が嫌いです…。
雪が降れば道は滑るし車も走りづらいし、バスやJRは定刻通りに来ないことが多いし、トイレも近くなるし…。
そもそも暑いのも嫌いですが、寒い方がコスパ悪いです!防寒対策は大変だし、朝起きて布団から出る時間は最低最悪に感じるし、行動力が夏場と比べて著しく低下するし…
でも、、でも北海道の冬じゃなきゃ感じることのできない体験がたくさんあります!
今回は、私のような冬嫌いの北海道人やあえてこの寒い時期に北海道(札幌)を訪れようとする変人のために、道産子歴30年以上の私が皆さまをエスコートしたいと思います!
札幌の冬観光とは?冬に訪れるべき理由
冒頭にも記載しましたが、冬の札幌は厳しい寒さと雪に包まれなきゃ見ることができない美しい景色や冬ならではの魅力が満載です!
雪景色や氷の彫刻、冬限定のイベントやアクティビティが盛りだくさんで、寒い季節ならではの楽しみが(意外と)広がっています。特に札幌は、寒さが厳しくてもその美しい雪景色と冬のイベントが多くの観光客を引きつけます。特にインバウンドが多く、狸小路を歩くと日本語が聞こえなくなるくらいです(ガチ)
雪が降り積もる大通公園や藻岩山、札幌雪まつりでの氷像や雪像の展示など、冬ならではの景色やイベントが楽しめます。また、スキーやスノーボードができる近隣のスキー場や、温泉に浸かりながら雪景色を眺めることができる宿も(意外と)人気です。寒さが厳しい一方で、ホットワインのような温かい飲み物を楽しんだり、美味しい北海道グルメを堪能することができることも魅力の1つです!
札幌の冬のおすすめ観光スポット
冬にしか楽しめない札幌の特別な観光スポットが豊富にあるとお伝えしましたが、雪景色が広がる公園や、イルミネーションが美しい夜景スポットなどをご紹介していきます!
大通公園(雪景色&イルミネーション&冬のイベント)
大通公園は札幌の中心部に位置し、冬は特に美しい雪景色も見れて観光するにはもってこいです!冬季には、雪像や氷像が立ち並ぶ札幌雪まつりの会場となり、世界中から観光客が訪れます。また、雪の中を歩きながら楽しめるイルミネーションやライトアップも多くの人を魅了します。
雪に覆われた公園内を散歩するだけでも、まるで絵画の中にいるかのような気分にさせてくれる浪漫的(?)な景観です!
藻岩山(冬のパノラマビュー)
冬の藻岩山は、札幌市内を一望できる絶景スポットとして地元では知らない人がいないくらい有名です!山頂から見る雪景色と、ライトアップされた夜景は一度訪れる価値あり!
ちなみに藻岩山の夜景は日本新三大夜景として選出されているほど…。冬の札幌に訪れたら行くしかない!!(天気によって山頂まで行くロープウェイが動かないこともあるのでご注意を)
※参照:札幌もいわ山ロープウェイ
他にもスキーやスノーボードを楽しむこともでき、標高531メートルの山頂から見る雪に覆われた札幌市街地は息を呑む美しさです。
軽く触れましたが藻岩山の山頂に行くにはロープウェイがあるので、快適に移動できるのも◎
すすきの(冬のイルミネーション)
冬のすすきのは、色とりどりのイルミネーションで飾られ、特に夜の散歩が楽しいスポットです。
北海道最大級の繁華街であり、全国的にも知名度が高い(?)と思ってますが冬ならではの楽しみ方があることを北海道の中心で叫びたい!
グルメに関しては、すすきの周辺には多くの飲食店が立ち並び、寒い季節でも温かい食事や飲み物を楽しむことができます。また、すすきの周辺の通りは雪に覆われると、まるで異世界のような幻想的な雰囲気に包まれます。後から詳しくお伝えしますが、雪まつりシーズンのすすきのには大注目です!
札幌の冬ならではのアクティビティ
冬の札幌は、雪景色の中でさまざまなアクティビティを楽しめることも観光客で溢れかえる要因の1つ。スキーやスノーボードはもちろん、雪遊びや温泉、冬ならではのイベントなど、寒い季節だからこそ体験できるのも北海道ならではの魅力です。
スキー・スノーボード(近郊スキー場)
札幌近郊には、冬のアクティビティとして欠かせないスキーやスノーボードのスポットがいくつかあります。
札幌国際スキー場や手稲山スキー場、定山渓温泉スキー場など、雪質が良いことで知られるスキー場が揃っています。各スキー場では、初心者向けのコースから上級者向けのコースまでさまざまなレベルに対応しており、家族連れや友人同士で楽しめます!これぞダイバーシティ(違う)
アイススケート(屋外・屋内リンク)
札幌では、冬季にアイススケートを楽しむことができる屋外リンクや屋内リンクがあります。
特に雪まつりシーズンに開催される大通公園のアイスリンク(スケートリンク)は、雪に覆われた公園内で滑ることができ、都会の雰囲気を感じながら屋外でスケートを楽しむことができます。
また、北海道立真駒内公園にある通称「真駒内セキスイハイムアイスアリーナ」では、過去にオリンピックでも使用されたほどの広大なスペースで快適にスケートを楽しむことができ、家族やカップルにおすすめです!(使用料も大人1名で760円ととってもリーズナブル)
雪遊び(雪だるま作り・雪合戦)
「雪遊び?ふざけてるの?」と思われるかもしれませんが、大真面目です。冬の札幌は積雪量もたっぷり、そりゃあ雪遊びもしたくなるでしょう!札幌の中心街である大通公園の広場では、子連れの方が多く見られます。もちろん、目的は雪遊びです。小さい子供たちが大人と一緒に雪だるまやかまくらを作っている姿を見ると心までほっかり…。
大通公園以外にも、札幌市東区にあるモエレ沼公園も雪遊びスポットとして小さな子供がいる家族連れに大人気のスポットとなっているので、ぜひ車がある方は遊びにいってみてください。
札幌雪まつりと冬のイベント情報
札幌で冬のイベントと言えば、地元民は声を揃えて札幌雪まつりというでしょう。毎年2月に開催されるこのイベントでは、巨大な雪像や氷像が登場し、世界中から観光客が訪れます。その他にも、冬の札幌ではイルミネーションやフードフェスティバル、カウントダウンイベントなど、盛りだくさんの冬イベントがあります。
札幌雪まつり(氷像と雪像の展示)
札幌雪まつりは、毎年2月に大通公園やすすきの、つどーむで開催される冬の一大イベント。世界的に有名な雪像や氷像が並び、期間中は多くの観光客で賑わいます。
特に、大通公園で展示される巨大な雪像は圧巻で、写真スポットとしても大人気!さらに、夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気が広がります。
冬のイルミネーション(札幌の街を彩る光の祭典)
冬の札幌では、イルミネーションが街を彩り、夜の散歩が楽しみの一つです。さっぽろホワイトイルミネーションは、札幌市内の主要な場所で行われるイルミネーションイベントで、特に大通公園周辺や駅前通りが美しく飾られます。幻想的な光の中を歩きながら、寒さも忘れて楽しむことができます。(とはいえやっぱり寒いですが)
冬の札幌で楽しめるグルメ
札幌の冬は、寒さを吹き飛ばしてくれる温かくて美味しいグルメが揃っています。北海道ならではの新鮮な海産物やジンギスカン、温かい鍋料理、そして冬限定のスイーツなど、食の魅力が詰まった札幌で、心も体も温まるグルメ体験を楽しんでいただきたいです!
札幌ラーメン(寒い冬にぴったり)
札幌と言えば味噌ラーメン発祥の地として有名ですが、私は全力で醤油ラーメンを推します。シンプルにくどすぎず薄すぎない良い塩梅だからです。今回の趣旨とはズレるので割愛しますが、いずれ札幌ラーメンについて熱く記事で語りたい所存。
とにかく寒い冬にぴったりな温かいラーメンは、札幌で欠かせないグルメの1つです。中心部では、信玄や一幻にすみれなどの有名店が多くあり、毎日行列ができています…!
特に信玄や一幻は夜遅くまで営業しているためか、宴会終わりの方が真冬の深夜まで並んでいる姿を見るたびに「正気かこの人たち」と思ってしまします。ただ、苦労して入った暁には体の芯まで温めてくれる濃厚なスープと麺が待っていると思えば頑張れるのかもしれません…。
最近ですとココノススキノに新ラーメンエリアとして「mingle!」が誕生し、個性豊かなラーメンを食べ比べすることができるようになりました。ラーメン熱がやばいですね、札幌。
ジンギスカン(北海道の名物料理)
札幌で絶対に味わいたいのがジンギスカン。羊肉を使ったこの料理は、北海道の名物として全国的にも有名です。冬の寒い時期に鉄板でジューシーに焼いた羊肉を食べると、心も体も温まります。
市内のジンギスカン専門店や、焼肉店でその美味しさを堪能しましょう。とはいえ人気店はラーメン同様に毎日行列ができているので、事前予約ができる店舗であれば確実に席を抑えてから向かうようにしましょう!(冬のならびは本当に辛い…)
有名店でいえば成吉思汗だるまやさっぽろジンギスカンなどが人気のスポットです!こちらもまだまだまだ名店と言われるお店があるのですが、全てを紹介するとなると時間がかかりそうなので割愛。(必ず別の記事で紹介しますぅ)
ちなみに筆者は成吉思汗を「じんぎすかん」と最近まで読めませんでした汗
北海道の海産物(冬の旬の味覚)
冬の札幌では、北海道の新鮮な海産物が楽しめます。特に冬はカニが旬を迎え、ズワイガニやタラバガニを使った料理は絶品です。札幌中央卸売市場の場外市場や二条市場、すすきのの海鮮料理店では、新鮮なカニを味わうことができます。
また、冬季にはホタテやいくら、鮭など、北海道ならではの食材を使った海鮮丼やお寿司も大人気です!
個人的には北海道の冬の海鮮といえば、タチの天ぷらか花咲蟹が大好物すぎるので、ぜひ食してみていただきたいもんです。
ほっこり温かい鍋料理
冬の札幌では、温かい鍋料理も楽しみの一つです。郷土料理である石狩鍋やちゃんこ鍋など、北海道の特産物を活かした鍋料理が堪能できます。特に寒い日に熱々の鍋を囲みながら食べるのは格別です。
北海道の素材を使った本格的な鍋を楽しんでみてください!観光で来た方からすると、鍋よりももっと違うグルメがあるだろうと思うかもしれませんが、ぜひ北海道のB級グルメ代表である鍋も食べてみて欲しいところです。
冬の札幌宿泊ガイド
冬の札幌では、寒さをものともせず快適に過ごせる宿泊施設が充実しています。温泉地や暖房設備が整ったホテル、雪まつり期間中の宿泊先選びなど、冬ならではの宿泊のコツをご紹介します。
札幌市内の温泉宿(冬の癒し)
冬の札幌(北海道)といえば温泉宿も魅力の1つです。温泉に浸かりながら、雪景色を楽しむことができるのは雪国の特権とも言えるでしょう。
定山渓温泉は札幌市内から車で約30分ほどの距離にあり、雪見温泉が楽しめる温泉宿が多数あります。温泉に浸かりながら、雪に覆われた山々の景色を眺めるなんて贅沢以外なんといえましょう。
また、札幌市の中心部にも温泉付きのホテルがいくつかございますので、なるべく街中から動きたくない方にはおすすめです!
雪まつり期間中の宿泊先予約
札幌雪まつり期間中は、宿泊施設が非常に混雑します。特に大通公園周辺のホテルや、すすきのエリアの宿泊施設は早めに予約を取ることが重要です。空室状況をチェックし、宿泊先が決まったら早めに予約を完了させましょう!
また、雪まつり期間中はホテルの料金が高騰なんてレベルじゃないくらい高騰するため、予算に合わせた宿泊プランを見つけておきましょう!とにかく早いタイミングですぐに宿が埋まってしまうので早め早めの行動をおすすめします。
冬の札幌観光に関するよくある質問
ここでは、札幌での冬の観光に関するよくある質問を取り上げ、回答していきます!(主観にはなりますが)
旅行をより楽しく、快適に過ごすことができれば何よりでございます(真顔)
札幌で行った方がいい観光スポットは?
札幌で冬に訪れるべき観光スポットとしては、大通公園(雪まつり会場)、藻岩山(雪景色の展望)、そしてすすきの(イルミネーションや温かい飲み物が楽しめるカフェ)、白い恋人パーク(テーマパーク)などがあります。また、北海道神宮や札幌テレビ塔なども、冬の静けさを感じながら訪れることができるスポットです。
札幌の寒さのピークはいつですか?
札幌の冬の寒さが最も厳しくなるのは、1月中旬から2月上旬です。この時期は、最も寒く、日中でも氷点下になることがあります。特に2月は、寒さがピークを迎えるため、都内では暑くて着られないレベルの暖かい服装が必須です。
12月の札幌は寒いですか?
12月の札幌は、日中でも氷点下になることが多く、特に朝晩は非常に寒く感じます。ただし、雪が降り始める時期でもあり、雪景色を楽しむには最適な時期です。ただ、関東以南からいらっしゃる方には想像できない寒さになると思うので、しっかりと防寒具を揃えることをおすすめします!(現地調達もありですが)
札幌は12月に雪が積もりますか?
12月の札幌は、初雪が降り始め、特に月末には雪が積もることが多いです。雪が積もることで街の雰囲気が一層冬らしくなり、観光スポットも美しい雪景色が広がります。その年によって積雪量は変わりますが、12月はそこまで多く積もることはございません。雪で飛行機が飛ばない、ということも12月は少ないです!
まとめ
思ったより長文になってしまった割には、そこまで各お題に対して深掘りすることができず悔やまれるばかり…。北海道の冬を1記事でまとめるなんて、おこがましかったです。
少しでも札幌での観光を検討されている方の参考になれば嬉しいです…。
次回はそれぞれの目次ごとにしっかりと深掘りした記事を用意したいと思いますので、生暖かい目で見守っていてください!